「InstagramやXで集客できているし、ホームページなんて面倒だな...」そう思っている経営者さん、ちょっと待ってください!
実は、知らないうちにお客さんを逃しているかもしれません。SNSとホームページは全く違う役割があるんです。今回は、この2つを上手に使い分けて売上アップにつなげる方法をお話しします。
目次
もったいない!
SNSだけで取りこぼしているお客さん
「SNSで十分集客できてるよ」という経営者さんは多いですが、実はこんなお客さんを逃している可能性があります。
よくあるパターン
- Instagramでお店を見つけて興味を持ったけど、「料金はいくらなんだろう?」と思って探しても見つからず、結局別のお店に行ってしまった
- Googleで「渋谷 美容室」と検索したけど、SNSしかやっていないお店は見つからなかった
- 夜中にお店の情報を知りたくなったけど、SNSは更新されていなくて詳しいことがわからなかった
こういうケース、心当たりありませんか?SNSは確かに素晴らしいツールですが、「今すぐ詳しい情報が欲しい」というお客さんのニーズには応えきれない場合があるんです。
SNSとホームページ、それぞれの得意分野って?
実は、SNSとホームページには明確な役割分担があります。
SNSが得意なこと
- 「お、素敵!」と目を引く投稿で興味を持ってもらう
- 日常の様子を発信して親しみやすさをアピール
- フォロワーがシェアして新しいお客さんに届く
ホームページが得意なこと
- 料金、サービス内容、アクセス方法を整理して掲載
- Googleで検索した時に見つけてもらえる
- 会社の実績や資格を示して信頼してもらう
- 24時間いつでも情報を確認してもらえる
実際の使い分け例
カフェの場合
- Instagram:美味しそうな料理の写真、店内の雰囲気
- ホームページ:詳しいメニューと価格、営業時間、予約方法、アクセス
整体院の場合
- SNS:施術の様子、健康に関する豆知識
- ホームページ:施術者の資格と経歴、症状別の詳しい説明、料金表
この役割分担で、「興味を持ってもらう→詳しく知ってもらう→信頼してもらう→来店してもらう」という流れを作れます。
お客さんの行動パターンを知っていますか?
最近のお客さんは、お店を選ぶ時にこんな流れで行動しています。
よくある行動パターン
レストランを探す場合
- Instagramでおしゃれなお店の写真を発見
- 気になったので店名をGoogleやmapで検索
- ホームページでメニューと価格をチェック
- 口コミも確認して予約を決定
工務店を探す場合
- SNSで素敵な施工例を見つける
- どんな会社か気になって検索
- ホームページで過去の実績と会社情報を確認
- 信頼できそうだと判断して問い合わせ
このように、現代のお客さんは複数の情報源を使って段階的に情報収集しています。特に大きな買い物や重要な決定をする時ほど、詳しい情報をしっかり確認したがります。
まとめ:両方使えば期待は倍増
SNSとホームページは、どちらも大切な集客ツールです。
- SNS:新しいお客さんとの出会いを作る「入口」
- ホームページ:詳しい情報で信頼を築く「案内所」
この2つを組み合わせることで、より多くのお客さんに、より詳しく、より信頼してもらえるようになります。
きっと新しい発見があるはずです♪
「SNSだけで十分」と思っていた方も、一度ホームページの必要性を検討してみてはいかがでしょうか?
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くぼ よしゆき
北海道厚岸町生まれ。宮城県仙台市在住。弘前大学大学院理工学研究科(博士前期課程)修了。Web制作会社 → デザイン会社 → 1616。WEBサイトのプランニングから撮影、デザイン、コーディング、CMS導入まで幅広く活動的な感じみたいな。