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スマホ対応サイトを考えている方へ!レスポンシブデザインで快適サイトを実現

スマホ対応サイトを
考えている方へ!
レスポンシブデザインで
快適サイトを実現

パソコンでは見やすいホームページが、スマートフォンで見ると文字が小さい、ボタンが押しにくい、横スクロールが必要になるといった問題を経験したことはありませんか?現在、多くの人がスマートフォンでWebサイトを閲覧するため、モバイル対応は重要な課題となっています。

本記事では、これらの問題を解決するレスポンシブデザインの基本的な仕組みと効果について、わかりやすく解説します。

目次

レスポンシブデザインとは

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レスポンシブデザインとは、パソコン、タブレット、スマートフォンなど、どの端末で見てもサイトが見やすく表示されるWebデザインの手法です。

画面の大きさに合わせて、文字の大きさやボタンの配置が自動的に調整されます。例えば、パソコンでは横に3つ並んでいた項目が、スマートフォンでは縦に1つずつ表示され、文字も読みやすいサイズに変わります。

従来は、パソコン用とスマートフォン用を別々に作る必要がありましたが、レスポンシブデザインなら1つのサイトで全ての端末に対応できます。これは、CSSという技術を使って、端末の画面幅を判断し、それぞれに適したレイアウトを自動で切り替える仕組みで実現されています。

レスポンシブデザインが必要な理由

現在、多くの人が外出先でスマートフォンを使ってWebサイトを見ています。電車の中で情報を調べたり、休憩中にお店を探したりする場面が日常的になっています。

Googleは2021年から、スマートフォン版のサイトを検索結果の評価基準にしているため、モバイル対応していないサイトは検索で見つけてもらいにくくなっています。また、スマートフォンで見にくいサイトでは、文字が小さすぎて読めない、ボタンが小さくて押せない、画面からはみ出して横スクロールが必要になるといった問題が起こります。

レスポンシブデザインを導入することで、指で押しやすいボタンサイズや、読みやすい文字サイズ、スムーズな読み込み速度が実現できます。これにより、どの端末からでも快適にサイトを利用でき、お問い合わせや購入などの行動につながりやすくなります。

レスポンシブデザイン実装のポイント

レスポンシブデザインを効果的に活用するには、技術面とユーザーの使いやすさの両方を考慮する必要があります。

画面の幅に応じて段階的にレイアウトを変更する設定を行います。一般的には、スマートフォン(480px以下)、タブレット(768px以下)、パソコン(1024px以上)という基準を設けて、それぞれに最適なデザインを適用します。画像についても、端末に合わせた適切なサイズで表示することで、読み込みを早くします。

コンテンツが画面幅に合わせて柔軟に配置されるよう設計し、メニューについてはスマートフォンでは三本線のアイコン(ハンバーガーメニュー)を使って限られた画面を有効活用します。お問い合わせフォームやボタンは、指で押しやすい大きさ(最小44px×44px)で作成し、使いやすさを向上させることが重要です。

1つのサイトで全ての端末に対応するため、内容の更新や管理も効率的に行え、運用にかかる手間やコストも削減できます。

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くぼ よしゆき
北海道厚岸町生まれ。宮城県仙台市在住。弘前大学大学院理工学研究科(博士前期課程)修了。Web制作会社 → デザイン会社 → 1616。WEBサイトのプランニングから撮影、デザイン、コーディング、CMS導入まで幅広く活動的な感じみたいな。

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