ランディングページって聞くけど、ホームページと何が違うの?成果につながるLPの作り方が知りたい…
この記事を読むことで、LPの役割や特徴がより理解しやすくなり、成果を高めるデザインポイントも実践しやすくなります。
目次
ランディングページ(LP)の定義と目的
ランディングページ(LP)は、広告や検索結果などから訪問者が最初にアクセスする1ページ完結型のWebページのことを指します。
一般的な目的は、特定の行動(資料請求・購入・会員登録など)を促すことです。
訪問者の興味を引きつけ、余計な導線を省いてCTA(Call To Action)に集中させる設計が特徴的です。
- Landing Page(LP):広告などから訪れた人に、資料請求や購入などの行動をしてもらうための1ページ完結型のWebページ
- CTA :「行動してね」と伝えるためのボタンやリンク
ホームページ(Webサイト)との違い
多くの企業や個人サイトで使われるホームページ(コーポレートサイトなど)とLPには、以下のような違いがあります。
目的の違い
- ホームページ:情報発信やブランディング、企業の全体像を伝える
- LP:特定の成果(購入・資料請求など)に直結させることが多い
構造の違い
- ホームページ:複数ページ+ナビゲーション(メニュー)で構成
- LP:1ページに絞り、縦スクロールで情報を伝える
コンテンツ(紹介内容)の違い
- ホームページ:幅広いトピックを扱う傾向
- LP:訴求ポイントを絞り込み、メリット&ベネフィットを強調
デザインの違い
- ホームページ:企業イメージを反映、情報探索を重視
- LP:ビジュアル階層とCTAを最優先、シンプルかつ直感的な設計
- ポイント
- LPは「迷わせない」設計がポイント
- ホームページのように情報を網羅するのではなく、訪問者をゴールへと一直線に誘導することを重視
成果を高めるLPデザインのポイント
1. ファーストビューで訴求力を最大化
- キャッチコピー + キービジュアル + CTAボタンを効果的に配置
- 訪問者が3秒で「自分に関係がある」と感じられる内容
2. 視覚的階層を意識したレイアウト
- 見出し、アイコン、色のコントラストで情報を整理
- 重要な情報から順番に目が移動するよう設計
3. 信頼性を担保する要素
- お客さんの声、導入実績、認証バッジなど
- 第三者の評価や実際の使用例を掲載
4. シンプルな導線設計
- ナビゲーションメニューは基本的に不要
- 重要コンテンツのみを配置し、選択肢を減らす
5. モバイル最適化
- タップしやすいボタンサイズ(44px以上推奨)
- 読みやすいフォントサイズ(16px以上推奨)
6. ページ読み込み速度
- 画像圧縮や遅延読み込みを活用
- 表示速度3秒以内を目指す(一般的な推奨値)
よくある専門用語の補足
- ワイヤーフレーム:ページの設計図のようなもの
- A/Bテスト:異なる2つのデザインでどちらの成果が良いか比較する手法
まとめ
ランディングページは、ホームページと違って成果に直結することを重視した1ページ型のWebページです。
目的・構造・デザインをしっかり区別し、ファーストビューの訴求とシンプルな導線設計、信頼性の担保を意識することで、訪問者を行動に導きやすくなる可能性があります。
まずは身近なLP(通販サイトのキャンペーンページなど)を観察し、どんな工夫がされているか分析してみましょう。
次のステップでは、簡単な構成案から始めて、少しずつ改善を重ねていくことをおすすめします。
連載
Webのしくみ
トピック
制作のきほん
author

くぼ よしゆき
北海道厚岸町生まれ。宮城県仙台市在住。弘前大学大学院理工学研究科(博士前期課程)修了。Web制作会社 → デザイン会社 → 1616。プランニングから撮影、デザイン、コーディング、CMS導入まで幅広く活動的な感じみたいな。