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SEOキーワード選定の方法とツール効果的な検索対策でアクセス数を着実に増やそう

SEOキーワード選定の方法とツール
効果的な検索対策でアクセス数を着実に増やそう

「SEO対策を始めたいけど、どんなキーワードを狙えばいいのかわからない…」「キーワード選定ツールは色々あるけど、どれを使えばいいの?」そんな疑問を感じていませんか?

この記事では、SEOで重要なキーワード選定の具体的な方法と、実際に使える無料・有料ツールを詳しく解説します。適切なキーワード選びで検索順位向上とアクセス増加を実現できます。

目次

キーワード選定がSEO成功の鍵となる理由

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多くのWebサイトが検索順位で苦戦している理由の一つが、戦略的でないキーワード選定です。

「とりあえず検索されそうなキーワード」や「競合が使っているキーワード」を何となく選んでも、期待する結果は得られません。

たとえば…

  • 検索ボリュームは多いが競合が強すぎるキーワードを選んでしまう
  • 自社のサービスと関連性の低いキーワードで上位表示されても意味がない
  • ユーザーの検索意図とコンテンツの内容がマッチしていない

こうした問題を避けるためには、体系的なキーワード選定方法を身につけることが重要です。

キーワード選定の基本的な流れ

1. ターゲットとなるキーワードの洗い出し

まずは候補となるキーワードを幅広く集めることから始めます。

キーワード収集の観点

  • 商品・サービス名: 直接的に関連するキーワード
  • お客様の悩み: 解決したい問題や課題
  • 競合キーワード: 同業他社が狙っているキーワード
  • 関連語・類語: 同じ意味の別の表現

2. 検索ボリュームと競合性の調査

集めたキーワードについて、以下の観点で分析します。

  • 検索ボリューム: 月間でどれくらい検索されているか
  • 競合の強さ: 上位表示の難易度はどの程度か
  • 検索意図: ユーザーは何を求めて検索しているか

3. 優先順位の決定と戦略立案

分析結果をもとに、取り組むキーワードの優先順位を決めます。

無料で使えるツール効果的なキーワード選定ツール

Google キーワードプランナー

Googleが提供する公式ツールで、最も信頼性の高いデータを取得できます。

主な機能

  • 月間検索ボリュームの確認
  • 関連キーワードの提案
  • 競合性の目安表示
  • 地域別データの取得

注意点

  • Google広告アカウントが必要
  • 詳細な検索ボリューム数値は広告を運用している場合のみ表示
  • 広告未運用の場合は「1000〜1万」のような大まかな範囲で表示

Google キーワードプランナー

Googleサーチコンソール

すでに運営しているWebサイトがある場合、実際の検索データを確認できます。

  • どのキーワードで検索結果に表示されているか
  • 各キーワードでの順位と表示回数
  • クリック率(CTR)の確認

Googleサーチコンソール

Google トレンド

キーワードの検索傾向や季節性を把握するのに有効です。

  • 検索ボリュームの推移
  • 地域別の検索傾向
  • 関連キーワードの提案

Google トレンド

ラッコキーワード

日本語のキーワード調査に特化した無料ツールです。(一部有料)

無料で利用できる機能

  • サジェストキーワードの取得(制限あり)
  • 関連語の表示
  • 基本的なキーワード調査
  • 質問形式のキーワード提案

有料プランで追加される機能

  • 無制限のキーワード取得
  • より詳細な検索データ
  • 競合調査機能
  • 月間検索数の表示

活用のメリット

  • 日本語特有の表現や方言にも対応
  • ユーザーの実際の検索パターンがわかる
  • 無料版でも基本的なキーワード調査が可能

ラッコキーワード

キーワード選定の実践的なコツ

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ロングテールキーワードを重視する

3語以上の組み合わせキーワード(ロングテールキーワード)は、以下のメリットがあります。

  • 競合が少なく上位表示しやすい
  • 検索意図が明確で成果につながりやすい
  • 複数のロングテールで総合的なアクセスアップが期待できる

検索意図の4つのタイプを理解する

ユーザーの検索意図は大きく4つに分類されます。

  1. 情報収集(Know): 「○○とは」「○○方法」
  2. 場所検索(Go): 「○○近く」「○○営業時間」
  3. 取引意図(Do): 「○○購入」「○○申込み」
  4. 比較検討(Buy): 「○○おすすめ」「○○比較」

自社のコンテンツがどの検索意図に応えるものかを明確にして、適切なキーワードを選定しましょう。

定期的な見直しと改善

キーワード選定は一度行えば終わりではありません。

  • 検索順位の変動をモニタリング
  • 新しいキーワードの発見と追加
  • 効果の低いキーワードの見直し
  • 季節性やトレンドの変化への対応

まとめ

効果的なキーワード選定は、SEO成功の土台となる重要な作業です。

まずは無料ツールから始めて基本的な流れを身につけることが大切です。重要なのは、ユーザーの検索意図を理解し、自社の強みを活かせるキーワードを戦略的に選ぶことです。

Googleキーワードプランナーやラッコキーワードなどの無料ツールを活用して、継続的にキーワード戦略を改善していきましょう!

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くぼ よしゆき
北海道厚岸町生まれ。宮城県仙台市在住。弘前大学大学院理工学研究科(博士前期課程)修了。Web制作会社 → デザイン会社 → 1616。WEBサイトのプランニングから撮影、デザイン、コーディング、CMS導入まで幅広く活動的な感じみたいな。