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モバイルファーストインデックスとは?Googleの評価基準と対策をやさしく解説

モバイルファーストインデックスとは?
Googleの評価基準と対策をやさしく解説

「モバイルファーストインデックスって難しそう…」「スマホ対応ってどこまで必要?」「Googleの評価がスマホ基準になったって聞いたけど、具体的に何をすればいいの?」そんな疑問を感じていませんか?

この記事では、Googleのモバイルファーストインデックスを分かりやすく解説します。スマホ優先時代のSEO対策の本質が理解でき、具体的な改善アクションが明確になります。

目次

なぜモバイルファーストインデックスが分かりにくいのか

「モバイルファーストインデックス」という言葉を聞いても、具体的に何が変わったのか自分のサイトに何をすべきかがピンと来ない方が多いのではないでしょうか。

これまでのSEOは「PC版サイトを基準にGoogle評価」していましたが、現在は「スマホ版サイトを基準にGoogle評価」するモバイルファーストインデックスが適用されています。

しかし…

  • モバイルファーストって具体的にどんな影響があるの?
  • スマホ対応のサイトは作ったけど、これで十分?
  • PC版とスマホ版で違いがあると評価が下がるの?

こうした疑問を持ったまま、「とりあえずスマホ対応すれば大丈夫」と考えている方も少なくありません。


モバイルファーストインデックスとは何か

Googleの評価基準が変わりました

モバイルファーストインデックスとは、Googleがウェブサイトを評価する際にスマホ版サイトを基準として使用する仕組みです。

これまでのGoogle評価(PC基準時代)

  • PC版サイトの内容を基準に評価
  • スマホ版サイトは「参考程度」に確認
  • PC版が充実していれば高評価

現在のGoogle評価(モバイルファースト)

  • スマホ版サイトの内容を基準に評価
  • PC版サイトの状態は二の次
  • スマホ版が不十分だと、PC版が立派でも評価が下がる可能性

つまり、Googleの「評価基準」がスマホ版サイト基準に変更されたということです。


モバイルファーストインデックスの具体的な影響と対策

なぜGoogleはスマホ基準に変えたのか

現在、多くのユーザーがスマホでインターネットを利用しています。 「実際の利用者がスマホメインになっているなら、評価もスマホ基準にしよう」というGoogleの方針と考えられています。

確認すべき重要ポイント

①コンテンツの一致性

❌️: PC版には詳細説明があるのに、スマホ版では省略されている

✅️: スマホ版とPC版で同じ情報量を提供することをおすすめします

②リンクの設置状況

❌️: PC版にある「お問い合わせ」ボタンが、スマホ版では見つけにくい

✅️: 重要なリンクはスマホ版でも分かりやすく配置することが重要です

③画像とテキストの最適化

❌️: スマホで文字が小さすぎて読めない、画像が表示されない

✅️: スマホでの読みやすさとページ速度を優先することが大切です

画像・動画もモバイル対応が重要

画像の最適化

  • 高画質な画像を使用: スマホでも見やすい解像度を保つ
  • 次世代画像フォーマット: WebP、AVIFなど軽量な画像フォーマットを推奨
  • 代替テキスト: PC版とスマホ版で同じalt属性を設定

動画の配置

  • 見つけやすい位置: スマホで何度もスクロールしないと見つからない位置は避ける
  • 適切な形式: HTML5のvideoタグなど、サポートされている形式を使用
  • 安定したURL: 動画URLが頻繁に変わらないよう注意

簡単チェック方法

Google サーチコンソール
出典:Google サーチコンソール

Googleサーチコンソールの「モバイルユーザビリティ」レポートで、自動的に問題点を指摘してくれます。登録無料で利用できるので、確認することをおすすめします。


まとめ

モバイルファーストインデックスは「Googleがスマホ版サイトをメインに評価するようになった」仕組みです。

重要なのは、スマホ版サイトを充実させることです。

まずはGoogleサーチコンソールでモバイルユーザビリティをチェックし、問題があれば一つずつ改善していきましょう。スマホ利用者の体験を最優先に考えることが、Google評価の向上につながる可能性が高いです!

参考:

モバイルサイトとモバイルファースト インデックス - Google検索セントラル

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くぼ よしゆき
北海道厚岸町生まれ。宮城県仙台市在住。弘前大学大学院理工学研究科(博士前期課程)修了。Web制作会社 → デザイン会社 → 1616。WEBサイトのプランニングから撮影、デザイン、コーディング、CMS導入まで幅広く活動的な感じみたいな。